chapter2668:地獄の殺人救急車 狙われた金髪の美女

画像地獄の殺人救急車 狙われた金髪の美女(1990)
THE AMBULANCE
監督:ラリー・コーエン
出演:エリック・ロバーツ、ジェームズ・アール・ジョーンズ、ミーガン・ギャラガー


ジョシュ(ロバーツ)はニューヨークの漫画スタジオで働く漫画家。
ある日、昼食にでた彼は以前から気になっていた美人(ジャニン・ターナー)を見つけます。
知り合いになろうと声を掛けますが彼女のガードは堅く、分かったのはシェリルという名前だけ。
一緒に食事でも…と食い下がっていると急に彼女は糖尿病の発作で倒れ込んでしまいます。
救急車が到着し、搬送先の病院を聞いたジョシュは見舞いに行くことを彼女に約束。
ところが、病院を訪ねても該当者はいないと追い返されてしまいます。
手当たり次第に他の病院も探してみますが、シェリルという名の患者はどこにも入院していませんでした。
数日後、彼はシェリルのルームメイト、ジャリーン(ジル・ギャツビー)を探し当てます。
留守電にシェリルからの伝言が入っていたことを知ったジョシュはジャリーンと一緒に指定された場所へ行ってみるのですが…。

「悪魔の赤ちゃん」シリーズで知られるラリー・コーエンが脚本を書き、監督もしたサスペンス映画。
本作は劇場未公開作ですが、1992年の木曜洋画劇場で「地獄の殺人救急車 狙われた金髪の美女」というタイトルでテレビ放映されています。
後に「アンビュランス」と改題されてビデオ化されましたが、今回発売されたDVDとBlu-rayではテレビ放映時のタイトルに戻されています。

エリック・ロバーツの主演作らしく典型的なB級(低予算)映画ですが、ジェームズ・アール・ジョーンズ、ミーガン・ギャラガー、レッド・バトンズと共演者は揃っています。
主人公が働いている漫画スタジオのボス役でマーベル・コミックの総帥スタン・リーが出演しており、スタジオのシーンではスパイダーマンやハルクのイラストも映ります。
ひょっとするとスタン・リー御大が役者として出演した初めての作品かも知れません。

映画は糖尿病患者を誘拐する臓器密売組織の陰謀を主人公が暴く…というストーリー。
登場人物全員が理解できないバカげた行動をしますし、組織の手口があまりにも杜撰だったりで突っ込みどころは少なくありません。
しかしながら、本来は病人を助けるはずの救急車に乗せられてはいけないというスリルはなかなかのもの。
自虐的にプロットの穴をネタにしたようなコメディ要素もアクセントになっていると思います。

自分の評価は★★★★のお薦め。
この手の映画ではお約束のカーチェイス・シーンもありますし、100分弱という尺もちょうど良い長さでしょう。
今まで自分が見たラリー・コーエン作品の中では一番の面白さでした。

この記事へのコメント

トースケ
2015年08月22日 23:57
もう邦題からして食指を動かされますね!
でもこの邦題でホラーじゃなくてサスペンスなんですね.
よくこういうのを見つけてくるなぁ.
ジェームズアールジョーンズなんていう好きな役者さんも出ているとあっちゃあ、ぜひ「観たいリスト」に加えることにします!
タラララ
2015年08月23日 15:04
自分もホラーかと思っていたんですが、意外と正統的なサスペンスでした。
タイトルからして“木曜洋画劇場”って感じですよね。
しかも最初に狙われたシェリルは金髪じゃないって言う (^^;;
緻密な伏線が面白いタイプの映画じゃなくて、勢いだけの典型的なB級映画ですが、こういうノリが大丈夫な人なら楽しめると思います。