chapter2651:シャレード'79

画像アガサ・クリスティの「火曜クラブ」を読了。
13編からなるミス・マープルの短編集です。

今回読んだのはハヤカワのクリスティー文庫に収録されているもの。
以前に創元推理文庫の「ミス・マープルと13の謎」で読んだことがありますが、すっかり内容は忘れていたので楽しめました。

ミス・マープルが初登場した作品でもあるので、イメージ通りの彼女が活躍します。
名作と言われるような作品はありませんが、駄作らしいものもなく粒ぞろい。
後の長編作品の元ネタと思えるような作品もあるので、クリスティ好きなら押さえておきたい短編集でしょう。
評価:★★★


画像シャレード'79(1978)
SOMEBODY KILLED HER HUSBAND
監督:ラモント・ジョンソン
出演:ファラ・フォーセット・メジャース、ジェフ・ブリッジス、ジョン・ウッド


ジェリー(ブリッジス)はメイシーズ百貨店のオモチャ売り場の店員。
ある日、赤ん坊を連れて買物に来ていたジェニー(フォーセット・メジャース)に一目惚れします。
人妻と分かってもジェリーは彼女に果敢にアタックしデートを重ねます。
やがて夫プレストン(ローレンス・ギタード)不在のマンションでデートをした夜、夫婦仲が悪かったジェニーはついに離婚を決意。
その直後にプレストンが誰かを連れて帰宅したため、2人は離婚話を切りだそうと階下へ降りてみることにします。
ところが、プレストンは背中にナイフを突き立てられて死んでいました…。

テレビ・シリーズ「チャーリーズ・エンジェル」で一躍大人気となったファラ・フォーセット・メジャースが再び映画に戻り、初主演したコメディ・サスペンス映画。
オードリー・ヘプバーンの名作「シャレード」の続編かリメイクを思わせるような邦題がつけられていますが、全く関連はありません。
夫が殺されて謎を解こうとした主人公たちの前に次々と容疑者の死体が…というストーリーは、まあ似ていなくもないですけど (^^;;

ファラとブリッジスのラブコメ風の前半はそれなりに楽しめます。
しかし、夫が殺され本題に入ってからが拙い。
伏線の張り方が下手なのでサスペンスが盛り上がりませんし、意外性もありません。
“幼い子供がいる人妻”という珍しい設定の主人公なので、どこかでそれが活かされるのだろうと思っていたら普通に終わってしまったのも残念です。

自分の評価は★★の凡作。
ギャグも不発ぎみでコメディとしてもイマイチ。
ファラのファンなら楽しめるかも知れませんが、そうでないと見どころのない作品です。

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