chapter2617:グランド・イリュージョン

画像グランド・イリュージョン(2013)
NOW YOU SEE ME
監督:ルイ・ルテリエ
出演:ジェシー・アイゼンバーグ、マーク・ラファロ、ウディ・ハレルソン


トランプ・マジックのダニエル(アイゼンバーグ)、読心術と催眠術を使うメリット(ハレルソン)、脱出マジックのヘンリー(アイラ・フィッシャー)、クロースアップ・マジックのジャック(デイヴ・フランコ)の4人のマジシャンが何者かによって集められます。
その日から彼らはマジシャンのユニットを結成し、“フォー・ホースメン”と名乗ります。
約1年後、大富豪トレスラー(マイケル・ケイン)のバックアップを得たフォー・ホースメンはラスベガスでショーをするまでになっていました。
この夜、彼らは観客の1人をパリにある銀行の金庫室へ瞬間移動させ、金庫内にあった320万ユーロを盗みだしショーの会場にばらまくという前代未聞のイリュージョンを披露します。
ところが実際に銀行から金が消え失せていたため、強盗事件としてFBIとインターポールが動きだすことに。
インターポールのアルマ捜査官(メラニー・ロラン)が渡米し、FBIのディラン捜査官(ラファロ)と合同で拘留中の4人を尋問しますが、証拠がないので釈放するしかありません。
そこでディランたちは専門家のサディアス(モーガン・フリーマン)に協力を要請。
手品のタネを明かすことで生計を立てている元マジシャンの彼は即座にフォー・ホースメンのイリュージョンの仕掛けを明かすのですが…。

ボアズ・イェーキンとエドワード・リコートの原案を「トランスポーター」シリーズや「タイタンの戦い」「タイタンの逆襲」のルイ・ルテリエ監督で映画化したサスペンス。
ジェシー・アイゼンバーグ、マーク・ラファロ、ウディ・ハレルソン、メラニー・ロランに加えてマイケル・ケインとモーガン・フリーマンが出演しており、劇場公開時から気になっていた作品です。
この映画も人気があるようでなかなかレンタルの順番が回ってこず、ようやく見ることが出来ました。

邦題通りに奇術とトリックを題材にした作品なので、あまり内容には触れられません (^^;;
が、手品好き、ミステリー好きの“欺されることを楽しめる人”なら間違いなく楽しめる作品に仕上がっています。
『大仕掛けなものほどネタは単純』という手品のセオリーや、『どんなに意外でも不可能なものを取り除いて残ったものが真実である』というミステリーの定跡をちゃんと踏まえていることには感心しました。
ちなみに劇中で披露される一見不可能なイリュージョンにも(実現可能かどうかは別として)論理的な説明がされています。
逆に種明かしを聞いてガッカリする人、欺されて怒る人、目を皿のようにして粗探しをする人、真面目な人には向いていない映画と言えるでしょう。

自分の評価は★★★★のお薦め。
CGをふんだんに使えるようになった今だから出来た映画かも知れません。
細かすぎるカット割りとズッと鳴っている音楽という、ハリウッド映画に共通する欠点にはウンザリしますが、スケールの大きさや見せ方の上手さは流石ハリウッド映画。
特にフォー・ホースメンが披露するイリュージョンのワクワク感は半端ではないですね。
催眠術が万能すぎるのは難点ですが、ミス・ディレクションや伏線の張り方など細かい部分もしっかり考えて作られています。
エンディング・クレジットにデヴィッド・カッパーフィールドの名前があるように、マジシャンたちへのオマージュが感じられるのが何よりも嬉しい作品です。

この記事へのコメント

HOSHIO
2014年06月26日 19:23
メラニー・ロラン目当てでしたが、最後はちょっとだけ「ええっ-」となりました。そこはオチ付けんでもよかったのに。でもテレビじゃできません。当に「映画」でした。(あ、でも「シャーロック」もこんな感じと言えるかなぁ)
タラララ
2014年06月27日 14:41
確かにオチはなくてよかったかも。
どうやら続編も決まったようですね。
でもメラニー・ロランの続投はあるのかなぁ。