chapter1341:007/慰めの報酬

画像人間は老化すると聞こえなくなる音がありますね。
↓コチラはどの範囲までの音が聞こえるかを確認できるサイトです。
http://itsd210.s24.xrea.com/ja/mosquito_sound/

自分も試してみました。
スピーカーからなら13,000Hz、ヘッドホン着用で14,000Hzが限界です。
さあ、皆さんはどこまで聞こえますか?


007/慰めの報酬(2008)
QUANTUM OF SOLACE
監督:マーク・フォースター
出演:ダニエル・クレイグ、オルガ・キュリレンコ、マチュー・アマルリック


敵の追跡を振り切ってミスター・ホワイト(イェスパー・クリステンセン)の身柄を確保したジェームズ・ボンド(クレイグ)。
MI6のアジトへ連れ戻り、上司のM(ジュディ・デンチ)らと尋問を開始します。
しかし、敵の組織は思った以上に強大でした。
数年前からMのボディガードを務めていた男はホワイトの一味。
彼の裏切りでホワイトに逃げられてしまいます
男が所持していた紙幣を手掛かりに敵の組織がハイチにあることが判明。
ハイチへ飛んだボンドは、ドミニク・グリーン(アマルリック)という男に狙いをつけます。
彼の表向きの顔は“グリーン・プラネット”という自然保護を目的としたNPOのCEOですが、組織の一員であることは明らかでした。
さらに元・ボリビア軍事政権の指導者で亡命中のメドラーノ将軍(ホアキン・コシオ)も関係していることを突き止めるのですが…。

ダニエル・クレイグ主演でブロンドになった“新生007”の第2作、シリーズ通算22作目のボンド映画です。
イアン・フレミングの短編集「薔薇と拳銃」の中の一編「ナッソーの夜」が原作ですが、他のシリーズ作と同様にストーリーは完全な映画オリジナルのようですね。
前作の「007/カジノ・ロワイヤル」は色んな意味でシリーズ中でも異色でしたが、今作はそれ以上の異色作になっていました。

まず、前作ラストから1時間後という設定で映画が始まることです。
今までにも前作の登場人物が出てくることはありましたが、完全な続編というストーリーはこの長いシリーズで初めてではないでしょうか。
前作を見ているもののストーリーをすっかり忘れていたので、最初のうちはなかなか話に入り込めず戸惑いました。
ご覧になる方は「007/カジノ・ロワイヤル」で復習することをお薦めします。

また、シリーズの楽しみの1つである秘密兵器的なガジェットが全く登場しません。
シリーズでお馴染みの“ガンバレル・シークエンス”(テーマ曲に乗って登場したボンドが、こちらを向いて銃を撃つシーン)が冒頭ではなく、ラストにあることも異色です。
個人的に最も驚いたのは、決めゼリフの『My name is Bond. James Bond.』がない(!)ことです。

基本的に“復讐譚”なので、爽快さがなく陰鬱としたストーリー。
そのためか、申し訳程度に挿入される小ネタのシーンも、あまりニヤリと出来ないのです。
ボンドは最初から最後までテンバっていて、優雅さの欠片もありません。

もし、ボンドの愛車アストン・マーチンや過去作へのオマージュらしきものがなければ、「007シリーズ」と別の映画だと言われても不思議に思わないほど。
だいたい、オルガ・キュリレンコが演じるボンドガールとのラブ・シーンがないというのは、けしからんですねぇ (^^;;
オープニング・クレジットの出来も前作同様にイマイチかなぁ…。

カーチェイス・シーンをタイトで撮って、細かく割ったりするのが流行りなのかも知れませんが、個人的には嫌いです。
例えば、タップ・ダンスのシーンで足元しか映さないのと同じで、こういうシーンは全体を映してこそだと思うのです。
と、アクション映画は初めてらしいマーク・フォースターの演出は気になりますが、作品自体の出来はそれほど悪くないですね。
自分の評価は★★★です。

ただし、個人的な好き嫌いだけで言えば、お笑い路線に走っていたロジャー・ムーア時代の出来の悪い諸作の方がズ~ッと好き。
ポール・ハギスは好きな脚本家・演出家ですが、もうボンド映画には関わって欲しくないような…。
正直、こんなボンドはあまり見たくないので、次作はもう少し従来の“娯楽路線”に戻ることを期待したいです。

○本日のオマケ
ジャック・ホワイトとアリシア・キーズのデュエットで主題歌の「Another Way To Die」
この曲、いいです (^^)

この記事へのコメント

しゅー
2009年07月01日 12:52
イヤホンで13,000Hzでした・・・
>オルガ・キュリレンコが演じるボンドガールとのラブ・シーンがない・・・
彼女の生い立ちがとても陳腐でした(^^);
でも,この役のオルガ・キュリレンコは自分の好きなタイプです(^o^)

タラララ
2009年07月01日 15:01
>イヤホンで13,000Hzでした
おお、勝った!
って、こんなことで勝負して何になるのでしょう (^^;;

>彼女の生い立ちがとても陳腐でした
あれ? 生い立ちの説明なんかあったっけ?
と思って記憶をたどってようやく思い出せました。
確かに陳腐でしたね (^^;;

自分はシャーリー・イートンのような殺され方をしたジェマ・アータートンの方がタイプです (^^;;