chapter899:ローズマリーの赤ちゃん

画像「現代用語の基礎知識」の2008年版に「ローゼン麻生」「初音ミク」「痛車」などが収録されるようです。
http://mainichi.jp/enta/mantan/news/20071115mog00m200027000c.html

これらの言葉、2チャンネルの基礎知識だとは思いますが、本当に現代用語の基礎知識なんでしょうか (・_・?)


ローズマリーの赤ちゃん(1968)
ROSEMARY'S BABY
監督:ロマン・ポランスキー
出演:ミア・ファロー、ジョン・カサヴェテス、ルース・ゴードン


ニューヨークのアパートに新婚のカップルが引っ越してきます。
古い建物で不吉な噂が多いアパートでしたが、部屋が広く家賃も格安だったため、若手の売れない俳優ガイ(カサヴェテス)と妻のローズマリー(ファロー)には掘り出し物だったのです。
ある日、ローズマリーは地下の洗濯室でテリー(ヴィクトリア・ヴェトリ)という隣室に住む同世代の女性と知り合います。
アパートの住人のほとんどが老人だったので、ローズマリーは気軽に話せる若いテリーとすぐに仲良くなりました。
数日後、ガイとローズマリーが外出から戻るとアパートの前に人だかりができています。
知り合ったばかりのテリーが7階から飛び降り自殺をしたのでした。
それを切っ掛けとして、テリーの親代わりだった隣室のローマン(シドニー・ブラックマー)とミニー(ゴードン)のカスタベット夫妻と家族ぐるみで付き合いをするようになるのですが…。

12日に亡くなったアイラ・レヴィンの原作をウィリアム・キャッスルが映画化。
ウィリアム・キャッスルは「地獄へつゞく部屋」などのB級(低予算)ホラーを多く手掛けた映画人で、“ギミック・ホラーの帝王”などと呼ばれています。
ところが、本作ではおどろおどろしい演出や、観客を驚かせるような効果音は使われていません。
ウィリアム・キャッスルのプロデュース作にしては珍しく、ギミックを使わない本格的なホラーに仕上がっています。

監督にはこれがハリウッド・デビューとなるロマン・ポランスキーが起用されました。
当時の彼はイギリスで撮った「反撥」や「吸血鬼」などである程度の評価がありましたが、世界的なベストセラー小説の映画化作品にしては大抜擢と言えるでしょう。

主人公のローズマリーが感じる恐怖が現実のものなのか、強迫観念に取り憑かれた彼女の想像なのか…という手法は当時としても特に目新しいものではありません。
しかし、ポランスキー監督はローズマリーの心理描写だけで、グイグイと観ている者を見事に映画の中へ引き込んでしまいます。
製作後40年を経た今でも、この映画がホラーとしてだけでなく高い評価を得ているのは、ポランスキー監督の演出によるところが大きいと思います。

自分の評価も★★★★★の満点。
久しぶりに見直してみると、この映画が多くの亜流を生んでいることに改めて気づきました。
やはり、一流の監督がホラーを撮ると一味違った作品に仕上がりますね。
ミア・ファローの名演にも見とれてしまいます。
ちなみに映画の舞台となったアパートは、ジョン・レノンが住んでいたことでも有名なダコタ・ハウスです。

この記事へのコメント

しゅー
2007年11月17日 07:51
>「ローゼン麻生」,「初音ミク」&「痛車」・・・
いずれも,はじめての用語でした.まあ,「ローゼン麻生」はこれまでにも目にしていたのかもしれませんが,意識には残りませんでした.

痛車・・・なにゆえに,イタとして「痛」という漢字が当てられたのでしょうね.

タラララ(管理人)
2007年11月17日 13:30
「痛車」はアニメやゲームのキャラをボディにペイントした車のことで、決して「イタリア車」ではありません (^^;;
度を超してバカバカしい人を「痛い人」と言いますが、その「痛い」です。
「痛車○○」という本も何冊か出版されているようですから、立ち読みされるとその「痛さ」が解りますよ (^^)