chapter825:ローズ・レッド:ザ・ビギニング

画像鑑賞メモで1976年のにテレビで見ていたことが解った「突破口!」。
実は2年後の1978年の鑑賞メモにも、この映画が書かれていました。

約30年前とは言え、2度もテレビで見ていたのに完全に忘れているとは…。
故・淀川長治さんがラジオで映画のタイトルを“とっぱぐち”と紹介していたことは、鮮明に覚えているんですけど、これも自信がなくなってきました (T_T)


ローズ・レッド:ザ・ビギニング(2003)
THE DIARY OF ELLEN RIMBAUER
監督:クレイグ・R・バクスリー
出演:リサ・ブレナー、スティーヴン・ブランド、ツィディー・レロカ


20世紀初頭、“石油王”ジョン・リンバウアー(ブランド)は親子ほど年齢の違うエレン(ブレナー)と結婚。
彼女のためシアトル郊外に広大な屋敷を建て始めます。
エレンが“ローズ・レッド”と名付けた屋敷は、現場監督が射殺されるなど着工直後からトラブルが続出。
先住民の墓地の上に建てた呪いだと地元では噂されるようになります。
屋敷が完成するまでの間、1年をかけて世界中を周遊するハネムーンにリンバウアー夫妻は出発。
アフリカでジョンが罹った性病でエレンは生死をさまよいますが、地元民スキーナ(レロカ)の介抱で一命を取り留めます。
この一件でエレンはジョンの反対を押し切り、スキーナをメイドとしてシアトルへ連れ帰るのでした。
ローズ・レッドを見たスキーナは屋敷に邪悪なものを感じ、エレンに警告します。
彼女の不安は的中し、次々と屋敷内で使用人が行方不明になるのですが…。

スティーブン・キングのオリジナル脚本をテレビでミニ・シリーズ化した「ローズ・レッド」の前日譚。
「ローズ・レッド」のテレビ放送に合わせてキングは、「エレン・リンバウアーの日記」という小説を発表しました。
ローズ・レッドという屋敷は実在しており、エレン・リンバウアーが書いた日記をミニ・シリーズ「ローズ・レッド」の主人公ジョイス・リアドンが発見。
それをジョイスが編集して出版したしたのが、この「エレン・リンバウアーの日記」である…という設定です。
本の作者もスティーブン・キング名義ではなく、発見者のジョイス・リアドン名義になっているようですね。
その「エレン・リンバウアーの日記」を「ローズ・レッド」の翌年にテレビ・ムービー化したのが、「ローズ・レッド:ザ・ビギニング」ということになります。

DVDの裏ジャケットには『前作で明かされなかった謎が、この「ローズ・レッド:ザ・ビギニング」で明かされる』と書かれていますが、これは誇大表示。
この作品で明らかになる謎はありません (^^;;
原作自体が「ローズ・レッド」のナビゲート用として書かれたものですから、まあ、それも当然でしょう。

自分の評価は★★★。
細かい設定に違いはありますが、この作品の粗筋は「ローズ・レッド」の中で触れられています。
2夜連続で見た自分としては、『同じ内容を違う役者で見せられた』という気分ですね。
それでも、“20歳も年の離れた異常な性癖がある夫に嫁いだ女性の半生記”として、それなりに楽しめました。
ホラーとしては弱い面もありますが、こちらはコンパクトに90分以内でまとめてありますし、「ローズ・レッド」ほど退屈はしません。
テレビ・ムービーなので、エロティックな描写に物足りない面もありますが、充分に合格点ではないでしょうか。
「ローズ・レッド」とどちらを先に見ても問題はないと思いますが、この「ビギニング」から見た方が楽しめたような気がします。

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