chapter2672:ワイルドシングス/エロティック・バージョン

熊倉一雄さんの訃報です。

「ヒッチコック劇場」のヒッチコック、「名探偵ポワロ」のポワロなどの吹替が有名ですが、個人的には何と言っても「ひょっこりひょうたん島」のトラヒゲ。
映画ならルイ・ド・フュネスの吹替も印象に残っています。
あの声と同様に風貌も個性的で、役者として登場してもすぐに分かる方でした。
ご冥福をお祈りします。


画像ワイルドシングス/エロティック・バージョン(1998)
WILD THINGS
監督:ジョン・マクノートン
出演:ケヴィン・ベーコン、マット・ディロン、ネーヴ・キャンベル


フロリダ州にある地方都市で高校のスクール・カウンセラー(ディロン)が、女生徒(デニース・リチャーズ)からレイプされたと訴えられます。
女生徒の母親(テレサ・ラッセル)が資産家だったためマスコミが騒ぎ、スキャンダラスな大事件に発展。
捜査を始めた性犯罪課の刑事(ベーコン)は女生徒による狂言ではないかと疑うのですが…。

今回、鑑賞したブルーレイは劇場公開版より数分長くなっているエロティック・バージョンです。
以前に劇場版は見ていますがかなり前なので、このバージョンとの違いはよく分かりませんでした。
“エロティック・バージョン”と銘打たれているぐらいですから、多分、エロいシーンが増えているのだと思われます (^^;;

主演は本作が初のプロデューサー兼任となるケヴィン・ベーコン。
他の出演者はマット・ディロン、ネーヴ・キャンベル、テレサ・ラッセル、デニース・リチャーズ、ロバート・ワグナー、ビル・マーレイとなかなかの豪華メンバーです。
女優陣は揃ってヌードも披露していますし、マーレイはコメディ・リリーフとして良い味を出していますが、ワグナーだけは彼でなくても務まるような役柄でした。

さて、こういう映画を紹介する時、『ドンデン返しが…』と書くのは個人的に致命的なネタバレだと思っています。
ドンデン返しがあると知ってしまうと大いに興を削がれるからです。
しかし、この作品に限っては『ドンデン返しに注目!』と書いてしまいましょう。
二転、三転、四転、五転…。
『もう、どんだけ転ぶねん』というのが本作の持ち味だからです。

もっとも、ミステリーとして見たらルール違反の作品と言えます。
観客に伏線や手掛かりらしきものが全く与えられないのですから。
なので初見時は楽しめても、名作ミステリーを再読する時のような練られた伏線に感心するという楽しみ方は出来ません。
実際、2度目の鑑賞となる今回は展開を覚えていたので、エロぐらいしか見どころはありませんでしたし (^^;;

自分の評価は初見時に限って★★★★のお薦め。
『やり過ぎ』という批判も分からないではないですが、これだけドンデン返しに特化したストーリーは評価したいと思います。
ただし、二度三度と繰り返し見て楽しめるタイプの作品ではないのでご注意を。

この記事へのコメント

しゅー
2015年10月18日 12:12
ワイルドシングス・・・それなりにキャストも豪華なのに,自分はまったく聞いたことのない題名です.
ちょっと,面白そうですね.いつか観ることにします.

>熊倉一雄さん
確かに独特な語り口と風貌の方でした.あの吹き替えをまねるのはちょっと難しそうですね.ご冥福をお祈りします.
タラララ
2015年10月18日 15:28
初見は楽しめると思いますよ。
初見だけですけど (^^;;

熊倉一雄さん、残念です。
これからどんどん訃報が増えていくんだろうなぁ…。