chapter2663:宇宙の7人

画像宇宙の7人(1980)
BATTLE BEYOND THE STARS
監督:ジミー・T・ムラカミ
出演:リチャード・トーマス、ロバート・ヴォーン、ジョン・サクソン


銀河系辺境の惑星アキールでは人々が平和に暮らしていました。
しかし、ついにこの地へも銀河系征服を狙うセイドア(サクソン)の手が伸びます。
彼は服従しなければ惑星破壊砲でアキールを消滅させると通告し、7日間の猶予を与えます。
今まで争い事がなかったアキールの人々は武器すら持っておらず、服従やむなしの意見が大勢を占める中、長老(ジェフ・コーリイ)は傭兵を雇っての徹底抗戦を主張します。
長老から指名された若者ジャド(トーマス)はセイドアが置いた監視の目を潜り抜け、アキールを脱出することに成功。
長老の旧知である軍事学者フェスタス博士(サム・ジャッフェ)に協力を求めるため、彼の宇宙ステーションを訪ねるのですが…。

B級映画の帝王こと、ロジャー・コーマンが製作したSFアドベンチャー。
邦題と製作年で分かると思いますが、「スター・ウォーズ」の大ヒットに便乗して宇宙版「荒野の七人」を目指した実にコーマンらしい作品と言えます。
あくまでパクリ元が「荒野の七人」であって、「七人の侍」でないのも良いですね (^^;;
自分は知らないのですが、監督のジミー・T・ムラカミは後にアニメで成功したそうです。

本作はコーマン作品にしては珍しく、それなりの予算が使われていました。
宇宙船などの造形は頑張っていますし、あのジェームズ・キャメロンが参加した特撮シーンもチープですが悪くありません。
ロバート・ヴォーン、ジョン・サクソン、ジョージ・ペパード、シビル・ダニングと役者も揃えています。

7人のうちの2人が女性だったり、ロバート・ヴォーンが「荒野の七人」のセルフ・パロディのような役を演じていたりで、コーマン・テイストがたっぷりの作品。
傭兵たちもそれぞれ個性的で面白いのですが…。

自分の評価は★★の駄作。
肝心の主人公とヒロインが完全に脇役たちに喰われてしまい、キャラが立っておらず盛り上がりません。
ムラカミ監督の演出も凡庸でメリハリなくラストまでダラダラと続いた印象になってしまいました。
「スター・ウォーズ」のバッタもんとしては正しい方向性の映画だけに惜しい気がします。

○本日のオマケ
ジェームズ・ホーナー作曲のメインタイトルです。

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