chapter2655:カリフォルニア・ドールズ

画像カリフォルニア・ドールズ(1981)
...ALL THE MARBLES
監督:ロバート・アルドリッチ
出演:ピーター・フォーク、ヴィッキー・フレデリック、ローレン・ランドン


アイリス(フレデリック)とモリー(ランドン)は“カリフォルニア・ドールズ”と名乗る女子プロレスのタッグチーム。
信頼するマネージャーのハリー(フォーク)と3人で全米各地を回っていますが、なかなか芽がでません。
オハイオではギャラを値切られた腹いせにハリーがプロモーターのエディ(バート・ヤング)の車をバットで破壊。
チャンピオン・チームの“トレド・タイガース”(トレイシー・リード&ウルサリン・ブライアント)との対戦では負ける予定なのに勝ってしまったり、ギャラに釣られたハリーがヌードショーまがいの泥レスの仕事を取ってきたことも。
そんなドールズもようやく地道な努力が実り、専門誌のタッグチーム・ランキングで3位にランクされます。
この記事を見たハリーは大物プロモーター、ソリー(クローデット・ネヴィンズ)へドールズを売り込むことに成功。
シカゴのビッグマッチへ出場することになりますが、対戦相手は因縁のタイガースでした…。

巨匠ロバート・アルドリッチの遺作となった作品。
男性中心の骨太な映画を撮り続けた監督の最後の作品が女子プロレスラー映画というのは面白いと思います。
ファンの間では人気の高い1本で、数年前に日本でもニュープリント版がリバイバル公開されたほど。
権利関係の問題でソフト化は出来ないと言われていましたが、この4月に待望のDVDがリリースされました。

当然ながらレスリング・シーンも出てきますが、基本的にロードムービーと言ってよい作品でしょう。
うだつの上がらない中年のマネージャーと美人レスラーたちがアメリカン・ドリームを夢見て各地を旅するという内容。
原題の「ALL THE MARBLES」には“トップ賞”とか“満額の賞金”という意味があるようです。

自分の評価は★★★★のお薦め。
主役がピーター・フォークだから成立している、コミカルでありながらもペーソス漂う独特の雰囲気が秀逸。
肝心の試合シーンはヴィッキー・フレデリックとローレン・ランドンのドールズだけでなく、タイガースの2人もちゃんと受け身を取れているので、プロレス好きが見てもガッカリすることはないでしょう。
風車式バックブリーカーなどの大技に加えて、コルバタとか空中殺法まで出てきたのにはビックリ。
ミミ萩原とジャンボ堀という懐かしい選手がドールズの対戦相手で出てくるのもファンには嬉しいですね。

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