chapter2648:続・青い体験

画像ピエール・ルメートルの「その女アレックス」を読了。
「このミステリーがすごい!」や「ミステリが読みたい!」で1位を獲得するなど、去年評判となったフレンチ・ミステリーです。

3部構成の作品で登場人物は共通していているのですが、各部ごとに味わいが違います。
自分はセバスチャン・ジャプリゾの「シンデレラの罠」やアイラ・レヴィンの「死の接吻」に近いものを感じました。

ミステリー的なトリックやドンデン返しこそないものの、読み始めた時点で着地点を想像できる人はいないでしょう。
どんどんと予想外の方向へストーリーが進んで、呆気にとられるような作品です。
ミステリー好きなら展開はある程度読めると思いますが、ページをめくるスピードは最後まで落ちないはず。
個人的にお薦めですが痛々しい描写がありますし、読後がスッキリ爽やかという小説ではないので人を選ぶかも知れません。
評価:★★★★


画像続・青い体験(1974)
PECCATO VENIALE
監督:サルヴァトーレ・サンペリ
出演:ラウラ・アントネッリ、アレッサンドロ・モモ、オラツィオ・オルランド


「青い体験」のヒットを受けて、同じスタッフと主演コンビで作られた作品。
邦題には“続”とついていますが、ストーリーの繋がりはないので本作から見ても問題ありません。

主人公(モモ)は出張がちな兄(オルランド)から美人の新妻(アントネッリ)の監視役を仰せつかって…というストーリー。
昨年末、「青い体験」を見た翌日に鑑賞したのですが、既に内容をハッキリと思い出せません。
まあ、これだけで1作目より落ちるというのが分かると思いますけど (^^;;

自分の評価は★★の凡作。
「青い体験」よりコメディ色が強くなっている分だけ、平凡で退屈になったかなぁ…と。
よくあるエロ風味の青春映画という印象です。
マーク・レスターの主演作で評判になった「楡の木陰の愛」のヒロイン、モニカ・グェリトーレも脇役で出ています。

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