chapter2621:火山湖の大怪獣

画像ボビー・ウーマックの訃報です。

70歳で亡くなられたようですが、自分は軽く80歳は越えていると思っていました。
何たって“伝説のミュージシャン”の1人ですから…。

シンガーとしてだけでなくギタリストとしての評価も高く、映画「110番街交差点」の音楽も担当しています。
ローリング・ストーンズなど多くのミュージシャンがカバーした、ヴァレンチノズ時代の名曲「It's All Over Now」を。
ご冥福をお祈りします。


火山湖の大怪獣(1977)
THE CRATER LAKE MONSTER
監督:ウィリアム・R・ストロンバーグ
出演:リチャード・カーデラ、グレン・ロバーツ、マーク・シーゲル


カルキンズ教授(ボブ・ハイマン)は北カリフォルニアにあるクレーター湖近くで発見された洞窟遺跡を調査していました。
ある夜、学生のダン(リチャード・ギャリソン)とスーザン(ケイシー・コッブ)が壁画が見つかったことを報せに来ます。
その壁画には人間が恐竜のような生物と戦っている様子が描かれており、考古学の常識を覆す世紀の大発見です。
ところが喜んだのも束の間、飛来した隕石がクレーター湖に落下。
3人は何とか難を逃れたものの、その衝撃で洞窟は崩落してしまいます。
翌日、ハンソン保安官(カーデラ)の要請で教授たちは湖に落ちた隕石の調査をすることに。
ダンとスーザンが潜ってみますが、隕石の近くは異常に水温が高くなっていて近づけませんでした。
やがてバードウォッチャーが奇妙な生物を目撃したという連絡が入り、近くの牧場から牛がいなくなる事件が発生。
保安官が調査に乗り出したところ、貸しボートで湖に出た観光客が戻ってこないことも分かるのですが…。

「恐竜時代」のデヴィッド・アレンやジム・ダンフォース、さらにフィル・ティペットも特撮で参加していることで知られる怪獣映画。
日本では劇場未公開でテレビ放映された時は「魔の火山湖 甦えった巨大生物の恐怖」という邦題でした。
その後、2002年に「U.M.A.2002 レイク・モンスター」と改題してDVDが発売されますが、25年も前の映画を最新作のように思わせるこの邦題はちょっと酷いですね (^^;;

登場するのはプレシオサウルスのような足がヒレになった恐竜ですが、首はかなり短め。
湖底で化石化していたものが隕石の熱で甦ったという設定です。
監督のウィリアム・R・ストロンバーグはプロデューサーと脚本も兼ねており、どうやら本職は特撮マンらしき人。
出演者も全く知らない役者ばかりで典型的なB級(低予算)映画です。
まあ、ストップモーション・アニメと特撮シーンを見たかったので、個人的に本編はどうでもいいのです (^^;;

が、冒頭の崩れる洞窟から脱出するシーンはなかなかの出来です。
洞窟内は1人しか通れないほどの広さしかありません。
そこをかなりの速さで役者が走って逃げるのですが、カメラは敷かれたレールで移動しながら彼らを正面から捉えています。
このカットは30秒ぐらい続きますし、スピード感もあって『おっ、これは拾いものか…』と思わせるに充分でした。

しかし、楽しめたのはそのシーンぐらいでしょうか。
本筋とは関係のないコンビニ強盗殺人事件が起きたり、売れない手品師夫婦の恋愛が描かれたりで、約80分の尺なのにストーリーの水増し感はタップリ。
コメディリリーフとして出てくる貸しボート屋コンビのギャグも全く笑えません。
これでも肝心の怪獣が暴れてくれればまだ楽しめたのですが…。

怪獣の出てくるシーンがトータルで5分ぐらいしかないのです (´;ω;`)
しかも、頭部の模型が水上にプカプカ浮かんでいたりする動きのないシーンがほとんど。
ストップモーション・アニメで動いているのは2分もなかったような…。

役者の多くはセリフを棒読みの上に怪獣を退治するか観光資源として生け捕りにするかで揉める後半の展開も在り来たり。
怪獣が出ないシーンは退屈極まりないですし、合成もかなり雑で特撮シーンも楽しめません。
当然、自分の評価も最低の★1つです。

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