chapter2585:ザ・フライ2 二世誕生

画像日曜洋画劇場、1992年4~6月分の放映リスト。
(再)は再放送です。

4月5日「トータル・リコール」(1990)
 監督:ポール・ヴァーホーヴェン、出演:アーノルド・シュワルツェネッガー
4月12日「男はつらいよ 寅次郎恋愛塾」(1985)
 監督:山田洋次、出演:渥美清
4月19日「ヒドゥン(再)」(1987)
 監督:ジャック・ショルダー、出演:カイル・マクラクラン
4月26日「バトルランナー(再)」(1987)
 監督:ポール・マイケル・グレイザー、出演:アーノルド・シュワルツェネッガー
5月3日「キング・ソロモンの秘宝2 幻の黄金都市を求めて」(1986)
 監督:ゲイリー・ネルソン、出演:リチャード・チェンバレン
5月10日「エイリアン・コップ」(1990)
 監督:ケヴィン・S・テニー、出演:ロバート・フォスター
5月17日「ミラクルマスター 七つの大冒険(再)」(1982)
 監督:ドン・コスカレリ、出演:マーク・シンガー
5月24日「メッセンジャー・オブ・デス」(1988)
 監督:J・リー・トンプソン、出演:チャールズ・ブロンソン
5月31日「オーバー・ザ・トップ」(1987)
 監督:メナハム・ゴーラン、出演:シルヴェスター・スタローン
6月7日「ザ・フライ2 二世誕生(再)」(1989)
 監督:クリス・ウェイラス、出演:エリック・ストルツ
6月14日「ペンタグラム 悪魔の烙印」(1990)
 監督:ロバート・レズニコフ、出演:ルー・ダイアモンド・フィリップス
6月21日「シンドバッド黄金の航海」(1973)
 監督:ゴードン・ヘスラー、出演:ジョン・フィリップ・ロー
6月28日「男はつらいよ 翔んでる寅次郎」(1979)
 監督:山田洋次、出演:渥美清

DVD化されているのは「トータル・リコール」「男はつらいよ 寅次郎恋愛塾」「ヒドゥン」「バトルランナー」「キング・ソロモンの秘宝2 幻の黄金都市を求めて」「メッセンジャー・オブ・デス」「オーバー・ザ・トップ」「ザ・フライ2 二世誕生」「シンドバッド黄金の航海」「男はつらいよ 翔んでる寅次郎」の10本です。


ザ・フライ2 二世誕生(1989)
THE FLY II
監督:クリス・ウェイラス
出演:エリック・ストルツ、ダフネ・ズニーガ、リー・リチャードソン


科学者セス・ブランドル(ジェフ・ゴールドブラム)の死後、ヴェロニカは彼の子供を出産。
産まれた子供が蛹のような形をしていたことのショックと出血多量で彼女は亡くなってしまいます。
しかし、医師が蛹を切開してみると中から出てきたのは普通の男児でした。
この男の子はマーティンと命名されて、バートック産業社長バートック(リチャードソン)の管理下で育てられることになります。
彼は驚異的なスピードで成長し、たった5年で成人と同じ姿にまでなります。
知能も抜群なマーティン(ストルツ)は父が残した“テレポッド”の研究を始め、やがて無機物の転送に成功。
今度は有機物で試すため、手頃なものがないか研究所内を探します。
偶然に研究員のベス(ズニーガ)と出会ったマーティンは彼女の鉢植えサボテンで試すことに。
ところがサボテンの転送には失敗してしまいます。
これが切っ掛けになってマーティンはベスと会うようになるのですが…。

「蝿男の恐怖」のリメイクで大ヒットした「ザ・フライ」の3年後に作られた続編。
降板したクローネンバーグに替わって監督になったのは特撮マン上がりのクリス・ウェイラスです。
ちなみにオリジナルの「蝿男の恐怖」にも「蝿男の逆襲」と「蝿男の呪い」の2本の続編が作られていますが、どちらも未見なので本作との関わりは分かりません。

当然ですがジェフ・ゴールドブラムは亡くなっている設定なので、前作のフッテージを使ったビデオ映像として登場するだけです。
冒頭にヴェロニカの出産シーンがありますが、ジーナ・デイビスの名前はクレジットされていません。
ちゃんと顔が分からないように撮影されていますから、彼女に似たボディダブルが演じているのでしょう。
ジョン・ゲッツだけが前作から続投となりますが、ゲスト出演のような役でした。

久しぶりに見ての感想はいかにも特撮マンが撮った映画というもの。
特撮シーンの出来だけなら間違いなく前作以上ですが、それ以外は確実に劣っています。
特に前半の青春ドラマはかなり退屈ですね。
マーティンとベスの出会う切っ掛けが釣りのフライ(疑似餌)だったりする“お遊び”の部分がもう少しあれば楽しめた気がします。

それでも自分の評価は★★★。
マーティンが覚醒(?)してからの後半が実にホラーらしく、ここで大きく盛り返すからです。
無理やりハッピーエンドにしたようなのに後味の悪いラストも適度な落としどころと言えるでしょう。
マーティンが設定したパスワードなど、前作の悲劇性も上手く引き継いでいるホラーの佳作だと思います。

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