chapter2277:007/スカイフォール

画像まさか家族向けとは思えないこの映画に吹替版があったとは…。

字幕版でないことに気づいたのはチケット売り場へ行ってからなので時すでに遅し。
仕方ないので吹替版で見てきました (+_+)

ちなみにチケット売り場のバイトのお姉ちゃんは『ぜろぜろせぶん』と言ってました。
劇中の呼び方は『だぶるおーせぶん』でしたが、やっぱり一般には定着していないようですね (^^;;
ピアース・ブロスナン最後の作品となった「ダイ・アナザー・デイ」以来、9年ぶりの劇場鑑賞です。


007/スカイフォール(2012)
SKYFALL
監督:サム・メンデス
出演:ダニエル・クレイグ、ジュディ・デンチ、ハビエル・バルデム


ボンド(クレイグ)は作戦のためにトルコのイスタンブールへ来ていました。
その時、世界中に潜入しているNATO各国の諜報員リストの入ったハードディスクが奪われる事件が起きます。
ボンドが現場に到着してみると犯人は一足違いで逃げ出したあと。
犯人を追ってボンドは列車に乗り込みます。
ボンドを補佐するイヴ(ナオミ・ハリス)も自動車で列車の追跡を開始し、列車の上にいる犯人を撃とうとしますが、格闘中のボンドと重なって狙いが定まりません。
彼女が躊躇しているうちに列車はトンネルへ近づいてしまいます。
ロンドンのMI6本部でリアルタイムに2人の報告を受けていたM(デンチ)はイヴへ狙撃を命令。
しかし、イヴの撃った弾はボンドに命中し、彼は谷へ落下してしまうのですが…。

第1作目の「ドクター・ノオ」から50周年の記念作品として製作されたシリーズ第23作。
ボンド役は「カジノ・ロワイヤル」「慰めの報酬」に続いてダニエル・クレイグが続投しています。
今回の悪役は「ノーカントリー」に出ていたハビエル・バルデムだったのですが、自分は最後まで彼だと気づきませんでした (+_+)

50周年記念作なので原点回帰を目指したという情報を知り、劇場で見ようと決めた作品です。
自分は鑑賞予定作品の事前情報はシャットアウトするタイプなので、先日別の映画を見た時に流れた予告編も見ないようにしていました。
それでも音だけは聞こえてくるので、ボンドが名乗るシーンのあることだけは確認。
『よし、原点回帰しているのは間違いなさそうだ』とますます楽しみになりました (^^)

上記の粗筋はオープニング・タイトルが出るまでのアバンタイトル部分ですが、ここのアクションが秀逸。
オートバイでのチェイスに列車の上での格闘、ボンドが手近な道具(?)を活用したりで、まさに原点回帰を思わせる派手なアクションです。
一気に引き込まれたところでボンドが谷底へ落下。
その後に始まるダニエル・クラインマンのタイトル・デザインもクレイグ・ボンドになってからでは本作が一番でした。
『これはシリーズでも上位の面白い作品になるのでは…』という予感がしたほど、“掴み”はバッチリです。

ところが、一番楽しめたのは冒頭部分だったというオチ (+_+)
危惧したようにサム・メンデス監督なので、ドラマ中心になるその後の展開が個人的に馴染めません。
『こういう作品にしたいのなら、もうジェームズ・ボンドじゃなくてもいいよね?』と思うのです。

あっと驚いたボンドカーやミス・マネーペニーの登場など、シリーズのファンへの目配せはしていますが、そういう小手先の工夫は要りません。
いまどき世界征服を狙う組織なんて時代錯誤でも、やっぱりボンドの敵はそうあって欲しい。
戦わなくてもいいから、ボンドガールはセクシーでチャーミングであって欲しい。
ガンバレル・シーンはエンディングでなく、オープニングで見せて欲しい。
何より、いかなる時でもボンドには余裕と優雅さとユーモアを忘れて欲しくないのです。

自分の評価は★★★。
143分という上映時間は長い気はしますが、映画としてそれなりに楽しめたことは事実です。
ただし、このシリアス路線を続ける限り、もう金を払って劇場で見ることはないでしょう。
逆に言えば、旧来の007に何の思い入れもない人ならもっと楽しめるのかも知れません。

映画の中盤で長崎の軍艦島のような風景が出てきます。
『外国にも似た場所があるんだ』と思っていたら、エンディング・クレジットには漢字で“軍艦島”と書かれていました (^^;;

○本日のオマケ
アデルが歌う主題歌です。

この記事へのコメント

ボーイング渡辺
2012年12月06日 23:28
えっ! 長崎ロケしたの?敵の秘密基地が軍艦島?ダニエルの声は誰だったんですか まさか

昨日公開タイアップでJNF各局が深夜放送で「華麗なる007ミュージック」を二時間枠でやってましたね
全ての挿入曲大好きです
リミックスもさすがにワールドワイドにありました しかし サッチモの「愛はすべてをこえて」
明け方4時過ぎにかかった時は感動しましたね

ところでDB5は出て来るの? それだけでも見たいねぇ
トースケ
2012年12月06日 23:54
スカイフォール、世間での評判はいいみたいですね.
ワタシは石森ファンなので、ゼロゼロセブンの方がしっくり来たり・・・.
あ、字幕はあのおばさんらしいですよ.
J.ボンドに「僕」と言わせてるとか(笑)

来年公開の「LOOPER」は時間モノのSFアクションで、ちょっとそそられます.
観に行こうかな.
タラララ
2012年12月07日 14:32
☆ボーイング渡辺さん
多分、軍艦島は外見のロケだけかと。
中の廃墟は中国風になってましたから。
でも、CGで中国風に書き換えたのかもしれません。

調べてみたらダニエル・クレイグは藤真秀という方のようです。
自分は知りません (^^;;

アストン・マーチンは出てきて、それなりに活躍します。
事前情報を仕入れてなかったので、出てきた時はビックラこきました。


☆トースケさん
ちょっと長いですけど出来は悪くないと思います。
でもタイトルを「ミッション・インポッシブル」にしてトム・クルーズが演じても全然OKな内容ですね。
ストーリーもそれっぽいですし…。

>J.ボンドに「僕」と言わせてるとか
それは酷いなぁ…。
望まずして見た吹替版が正解だったのかも知れませんね (^^;;

「LOOPER」は知らなかったので、ちょっとググってみました。
ブルース・ウィリスが出ているのが不安ですが、面白そうなので劇場鑑賞候補にしておきます。
かわうそ
2012年12月07日 19:13
見ました。

007と思わなければ、近年のアクションものとしてはかなり出来がよい映画だったと思いました。

ただ、原点回帰ではなくて007らしさはご飯にかけたふりかけみたいでしたね。Qが若いオタクになってたり、若い観客への訴求も抜かりないですし。

ストーリーがいただけないですね。一応、スパイなんだからもっとスパイ戦をやってくれないと(笑)

面白かったですが、ボンドのテーマが流れなければ007を見た気分にはならなかったと思います(;´д`)
ボーイング渡辺
2012年12月07日 20:16
ここに集う方々は本当にダブルオーやフレミングを愛してる方々ですね
辛口なお言葉も好きだからの裏返し(笑)
とても勉強になります
タラララ
2012年12月07日 20:27
☆かわうそさん
IMDbでも8.1点ですから海外でも高評価のようですね。
確かに面白いのですが、「自分が知ってる007とは違うなぁ…」と頭の隅で思いながら見ていました。
やれ悪役面だとか、品がないとか言わていますが、ダニエル・クレイグのボンド自体は嫌いではありません。
でもボンドが代替わりするまではこの路線が続くでしょうから、次作ぐらいで降板して欲しいです (^^;;

☆ボーイング渡辺さん
多分、他のブログよりも年齢層が高いだけだと思います。
ネットの評判を見る限りでは若い人は楽しんでるようですから。
まあ退屈はしない映画だと思うのでレンタルぐらいでは見てやって下さい (^^;;