chapter2224:ロック・オブ・エイジズ

画像まだ公開2週目なのに行きつけのシネコンでは1日2回上映。
これは予想以上に早く終わりそうなので慌てて見てきました (^^;;

ロック・オブ・エイジズ(2012)
ROCK OF AGES
監督:アダム・シャンクマン
出演:ジュリアン・ハフ、ディエゴ・ボネータ、ラッセル・ブランド


1987年、シェリー(ハフ)は歌手になることを夢見てオクラホマからハリウッドへ出てきます。
ところが、バスを降りてすぐに荷物を盗まれて一文無しに。
偶々、その様子を見ていたのはライブハウス“バーボンルーム”で働いているドリュー(ボネータ)でした。
気の毒がったドリューはバーボンルームのオーナー、デニス(アレック・ボールドウィン)に彼女を紹介。
ウエイトレスとして働き出したシェリーはドリューと恋に落ちます。
バーボンルームは有名な老舗のライブハウスですが、内情は火の車。
オーナーのデニスは税金も払えずに立ち退きを迫られていました。
そんなデニスにとって起死回生となるのがロック・スター、ステイシー・ジャックス(トム・クルーズ)率いるバンド“アーセナル”の解散ライブです。
バーボンルームのライブ・アルバムでブレイクした彼は最後の舞台としてここを選んだのです。
しかし、アーセナルの前座に予定していたバンドがライブ当日にキャンセル。
シェリーが売り込んだことで急遽、ドリューのバンドが前座に抜擢されるのですが…。

ブロードウェイでヒットした同名ミュージカルを「ヘアスプレー」のアダム・シャンクマン監督が映画化。
オープニングで流れるガンズの「Paradise City」以下、デフ・レパード、フォリナー、ジャーニーらのロックがふんだんに使われているミュージカルです。
70'sや80'sを洋楽で過ごした方なら映画と一緒に口ずさめる曲ばかりでしょう。
ちなみに自分の知らない曲が2~3曲ありましたが、調べてみたら全てポイズンの曲のようです (^^;;

正直、ストーリーは大したことはありません。
基本ラインは歌手志望の娘とロック・スターを目指す青年のラブ・ストーリーです。
そこに自堕落な生活を送っているロック・スターが真実の愛を見つける…という、これまた在り来たりなストーリーが絡みます。
他にもロックを敵視する婦人連とライブハウスのオーナーの戦いなどもありますが、こういう映画は退屈しない程度のストーリーで充分。
それに関しては端から期待していなかったので不満はないのですが…。

自分の評価は★★の凡作。
当時を知るロック親父が見ると『何か違うなぁ…』という感じがする作品です。
ナイト・レンジャーの「Sister Christian」とデヴィッド・リー・ロスの「Just Like Paradise」をメドレーにしたり、エクストリームの「More Than Words」とウォレントの「Heaven」を組み合わせて1曲にしたりするのは、アイデアとしては悪くないと思います。
しかし、こういう何の関係もないバンドの曲を無闇に繋げることは個人的に抵抗があるのです。

劇中で使われている曲のほとんどは、当時の日本の某音楽評論家が“商業ロック”と見下したバンドのもの。
個人的にこういうレッテル貼りは大嫌いなのですが、この映画を見ているとそういう扱いをしているように感じるのです。
映画の後半にはラップを取り入れたポップスを皮肉るシーンが出てくるのですが、『結局のところ、この映画のロックも同じような使い方だよなぁ…』と。
もっとロックという音楽に真摯に取り組んだミュージカルだと思っていたのでガッカリしたことは確かです。

Mの男が尻を鞭で打たれるシーンにパット・ベネターの「Hit Me With Your Best Shot」が使われたりで、思わず吹き出すような場面も出てきます。
基本的に下品でおバカな作品なので自分の好みなのですが、ロック好きとしては単純に楽しめずにスッキリとしない映画でした。
まあ、そういう小難しいことを考えずに見る分にはそれなりに楽しめるでしょうけど。

スティーヴ・ペリーの「Oh Sherrie」はヒロインの名を聞いた時から絶対に歌われると思っていたのですが、数秒間イントロが流れただけで上手く透かされたのにはニヤリ。
そのヒロイン役のジュリアン・ハフは歌は上手いのですが、容姿と声質が好みでなかったのも個人的には大きなマイナスです (^^;;

○本日のオマケ
トム・クルーズが歌うデフ・レパードの「Pour Some Sugar On Me」
歌自体は下手じゃないですけど、これで“ロックのカリスマ”と言われても『何か違うなぁ…』という気がしないでしょうか。

この記事へのコメント

かわうそ
2012年10月05日 21:45
ご覧になりましたか。

予告編観ただけなんですけど、何だか80年代のロックをネタにしてはいるものの、愛情が感じられない雰囲気でスルーしてしまいました。本編見ても同じ感じなんですね。80年代ロックで育ったのでちょっと寂しい。。。
タラララ
2012年10月06日 13:40
何というか、懐メロ風に使われているので個人的には良い印象はしませんでした。
こんな使い方で「ロックって凄いだろ」と言われても…という感じでしょうか。
好きな曲が流れた時は嬉しいような使って欲しくなかったような複雑な気持ちになります (^^;;