chapter2198:ダイヤモンドの犬たち

画像ダイヤモンドの犬たち(1976)
THE DIAMOND MERCENARIES
監督:ヴァル・ゲスト
出演:テリー・サヴァラス、ピーター・フォンダ、ヒュー・オブライアン


ブラッドリー(フォンダ)は南アフリカにある世界有数のダイヤモンド会社SDCの警備主任。
採掘現場から何とかしてダイヤを持ちだそうとする者は後を絶ちません。
彼らを逮捕するのがブラッドリーの役目ですが、抵抗されて撃ち合いになることもしばしばです。
ところが、最近になってその手の犯罪者がなりを潜めてしまい、警備室長のウェブ(サヴァラス)は大いに警戒していました。
彼は外部の組織が社内の内通者と組んで大きな仕事を準備しているのではないかと考えます。
同じ頃、世界各地で活躍した傭兵のルイス(オブライアン)がSDC近くの町へやって来ます。
そのルイスの許に集まったのはチルトン少佐(クリストファー・リー)、アレクサンダー(O・J・シンプソン)ら名うての傭兵たち。
リーダーのルイスはSDC社内にいる協力者の手引きでダイヤを強奪する計画を少佐たちに説明していました。
町のホテルにルイスたち傭兵が泊まっているという情報を得たSDC社の重役ネルソン(ヴィクター・メレニー)はブラッドリーを呼び出します。
ネルソンはウェブにも内緒でルイスたちの計画を内偵するようブラッドリーに指示。
会社のダイヤを盗みだしたブラッドリーはルイス一味との接触に成功するのですが…。

ハマー・フィルムで「原子人間」などのB級(低予算)SF映画を撮っていたヴァル・ゲスト監督によるアメリカ、アイルランド、スイス合作のアクション映画。
テリー・サヴァラスとピーター・フォンダの共演だけでなく、ヒュー・オブライアン、クリストファー・リー、O・J・シンプソンという一癖ある出演者に加えて、ボンドガールで有名なモード・アダムスが華を添えるというなかなかの豪華キャストです。
日本ではほとんど知られていない映画ですが、個人的にはユニークな邦題もあって劇場公開時から気になっていた1本です。
今月になってようやくDVDが発売されたので見てみました。

DVDの解説にも書かれていますが、邦題は同時期に日本でも話題になっていたフレデリック・フォーサイスの小説「戦争の犬たち」に肖ったものでしょう。
もっとも、アフリカが舞台で傭兵たちが登場するということぐらいしか共通点はなさそうですね。
もちろん、デヴィッド・ボウイの「Diamond Dogs」とは全く関係ありません (^^;;

まずDVDの画質ですが、ビデオよりはマシという程度でしょうか。
フィルム・ノイズは目立ちますし、色褪せてしまっているシーンもありました。
テレビ放映時の日本語吹替が収録されているとは言え、これで定価5040円は高すぎる気がします。

ただし、内容はそれなり楽しめます。
ブラッドリーが内偵する必要性を感じなかったり突っ込みどころは満載ですが、70年代らしいアクション・シーンは退屈しません。
隠れる場所のない砂漠を舞台にしたチェイス・シーンなどは、いかにも70年代という感じが出ていて嬉しくなってきます。

自分の評価は★★★。
意外性のあるストーリーなど、B級(低予算)なりに良く出来ている作品でしょう。
DVDにはオリジナル版と日本公開版(テレビ放映もこちらだったようです)の2種類のエンディングが収録されていますが、個人的には日本公開版のほうが好みです。

○本日のオマケ
ジョルジュ・ガルヴァランツ作曲のメイン・テーマとラブ・テーマ
映画の内容と同じく、こちらもいかにも70年代という音になっていますね。

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