chapter1985:ホワイト・バッファロー

画像月曜ロードショー、1980年1~3月分の放映リストです。

1月7日「子育てごっこ」(1979)
 監督:今井正、出演:加藤剛
1月14日「激走!5000キロ」(1976)
 監督:チャック・ベイル、出演:マイケル・サラザン
1月28日「ドラム」(1976)
 監督:スティーヴ・カーヴァー、出演:ウォーレン・オーツ
2月4日「オイル・パニック」(1976)
 監督:ミルチャ・ドラガン、出演:スチュアート・ホイットマン
2月11日「軍用列車」(1975)
 監督:トム・グライス、出演:チャールズ・ブロンソン
2月18日「リーインカーネーション」(1975)
 監督:J・リー・トンプソン、出演:マイケル・サラザン
3月3日「ナイトムーブス」(1975)
 監督:アーサー・ペン、出演:ジーン・ハックマン
3月10日「スリーパー」(1973)
 監督:ウディ・アレン、出演:ウディ・アレン
3月17日「ミズーリ・ブレイク」(1976)
 監督:アーサー・ペン、出演:マーロン・ブランド
3月24日「ホワイト・バッファロー」(1977)
 監督: J・リー・トンプソン 、出演:チャールズ・ブロンソン
3月31日「エクソシスト」(1973)
 監督:ウィリアム・フリードキン、出演:エレン・バースティン

DVD化されているのは「軍用列車」「ナイトムーブス」「スリーパー」「ミズーリ・ブレイク」「ホワイト・バッファロー」「エクソシスト」の6本です。


ホワイト・バッファロー(1977)
THE WHITE BUFFALO
監督:J・リー・トンプソン
出演:チャールズ・ブロンソン、ジャック・ウォーデン、ウィル・サンプソン


ワイオミングに住むワイルド・ビル・ヒコック(ブロンソン)は毎晩、白いバッファローが出てくる夢にうなされるようになります。
そこで悪夢の原因である白いバッファローを倒してやろうと、オーティスという偽名を名乗りダコタまで出掛けることに。
道中で最後の白いバッファローが退治されたというニュースを知りますが、彼の悪夢は止まず、まだ生き残りがいることを確信します。
同じ頃、スー族の集落は白いバッファローに襲われて多くの犠牲者が出ていました。
クレイジーホース(サンプソン)は事件の当日に不在だった責任を問われ、酋長を解任された上に“地を這うミミズ”という不名誉な名前に改名させられてしまいます。
彼の幼い娘も犠牲になっており、彼女の霊を弔うためには白いバッファローの毛皮が必要でした。
こうして図らずも、ワイルド・ビル・ヒコックとクレイジーホースの2人がそれぞれに白いバッファローを追うことになるのですが…。

リチャード・セイルの同名小説をイタリアの大プロデューサー、ディノ・デ・ラウレンティスが映画化した西部劇。
映画の脚本も原作者のセイル自信が書いています。

もっとも時代こそ西部開拓時代ですが、ストーリーはホワイト・バッファローという怪物を退治するお話しです。
本作以前にラウレンティスがプロデュースした「キングコング」「オルカ」と同じく“怪物もの”の延長上にある作品と言ってよい作品でしょう。
ちなみにワイルド・ビル・ヒコックもクレイジーホースも同時期に実在した西部のヒーローですが、2人が知り合いだったということはなさそうです。

ラウレンティスらしく主演のブロンソン以外もなかなか豪華な共演者が揃っています。
クレイジーホース役は「カッコーの巣の上で」の好演で知られるインディアン俳優のウィル・サンプソン。
ヒコックの相棒をジャック・ウォーデンが演じている他、クリント・ウォーカー、スチュアート・ホイットマン、スリム・ピケンズ、ジョン・キャラダイン、エド・ローターという顔ぶれに加えてキム・ノヴァクが出ていたのにはビックリしました。
ただし、ウォーデンとサンプソン以外はそれぞれ数分程度しか出番がないのはもったいない。
しかもキム・ノヴァクはオープニングにクレジットされていなければ、彼女とは気づかなかったであろうほど雰囲気が変わっています (+_+)

この映画は初鑑賞ですが、DVDに収録されていた日本語吹替で見てみました。
ブロンソンの吹替は大塚周夫ではなく森山周一郎。
テリー・サヴァラスやリノ・ヴァンチュラの吹替で知られる森山周一郎ですが、ブロンソンも何本か当てています。
大塚ブロンソンとは違ってちょっとクールな感じですが、本作の雰囲気には合っているのではないでしょうか。

さて、鳴き声は怪獣のようでカッコいいホワイト・バッファローですが、肝心の本体はかなりショボいです。
出現シーンはカット割りを細かくしたりして誤魔化していますが、作り物という印象は拭えません。
それでもクライマックスのホワイト・バッファローの退治シーンはそれなりに見せてくれました。

ヒコックが白いバッファローの悪夢に悩まされる原因が最後まで不明だったり、全体的に大雑把な作りです。
動物パニックものとしても西部劇としても、やや中途半端な出来でしょう。
ただ、白人とインディアンの人種を越えた友情というテーマも悪くないですし、最後まで退屈はしなかったので、自分の評価はちょっと甘めの★★★です。

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