chapter1820:ロビン・フッド(2010)

画像渡辺謙の呼び掛けに応えたイーストウッドやディカプリオからの被災者へのエールがYouTubeにアップされています。
謙さんのコネは凄いですね。


ロビン・フッド(2010)
ROBIN HOOD
監督:リドリー・スコット
出演:ラッセル・クロウ、ケイト・ブランシェット、マックス・フォン・シドー


1199年、イングランド王リチャード1世(ダニー・ヒューストン)は十字軍遠征からの帰途、フランスで戦死。
騎士ロバート・ロクスリー(ダグラス・ホッジ)の一団は王冠をロンドンへ持ち帰ろうとしますが、敵国フランスに通じているゴドフリー(マーク・ストロング)の待ち伏せに遭います。
そこを助けたのが弓の名手ロビン・ロングストライド(クロウ)と仲間たちでした。
ロビンは事切れる前のロクスリーから、故郷ノッティンガムにいる父親ウォルター・ロクスリー卿(フォン・シドー)に彼の剣を届けて欲しいと頼まれます。
王冠とロクスリーの剣を持ったロビンたちは、リチャード1世を迎えに来ていたイングランド軍のいる海岸へ到着。
ロビンはロクスリーの名を騙って事情を説明し、船に乗せてもらうのでした。
ロンドンへ戻ったロビンは王冠を新しいイングランド王ジョン(オスカー・アイザック)へ渡し、ロクスリーとの約束を果たすべくノッティンガムへ。
ロクスリーの妻マリアン(ブランシェット)とロクスリー卿に会ったロビンは、彼の死を伝え剣を返還。
意外なことにロクスリー卿は息子に成り済ましてこの地へ留まるよう、ロビンに要請するのですが…。

中世イギリスの英雄ロビン・フッドをリドリー・スコット監督が前作「ワールド・オブ・ライズ」と同じくラッセル・クロウ主演で映画化。
「グラディエーター」から始まったこのコンビの作品もこれが5作目になります。
DVDには劇場公開版よりも約16分長いディレクターズ・カットが収録されています。
もちろん、劇場で見ていない自分には2つのバージョンの違いは分かりません (^^;;

さて、一般的に“ロビン・フッド”と聞いてイメージするのは、弓の名手でシャーウッドの森に住む義賊というものではないでしょうか。
1991年にケヴィン・コスナーが主演した「ロビン・フッド」など、これまでに何度も映画化、アニメ化されていますが、ほとんどがそういう内容でした。
ところが、この映画で描いているのはロビン・フッドが“英雄”になるまで。
どちらかと言えば、一般的なロビン・フッドの前日譚にあたる内容になっていて、シャーウッドの森もほとんど登場しません。

ロビンがリチャード1世の率いる十字軍に一兵士として参加しているシーンから映画は始まります。
それと並行して、イングランド国内にいるジョンやフランス王フィリップ2世の周辺も描かれます。
同時にシャーウッドの森があるノッティンガムの様子も描かれるので、この頃の歴史を知らないと分かりづらいかも知れません。
少なくとも十字軍やリチャード1世、ジョン王についての説明は一切ないので、知らないと映画に入っていけないでしょう。
当時のイギリスとフランスの関係やイギリス国内の状況についても、最低限の知識がないと面白さは半減すると思います。

逆にそのあたりが分かっていると、この映画を面白く感じるはず。
歴史的事実と組み合わさるとロビン・フッドが実在した人物のように思えてきて、まるで“史劇”を見ているよう。
これまでの映画とは全く違う、この映画独自の“ロビン・フッド像”は魅力的です。
ただし、今までの「ロビン・フッド」は予備知識が一切なくても勧善懲悪の活劇として楽しめたことを思うと、これは長所とも短所とも言えそうですけど (^^;;

自分の評価は★★★。
この映画の重厚と言ってよい雰囲気は嫌いではありません。
ベテランのマックス・フォン・シドーやウィリアム・ハートが良い仕事をしていますし、マーク・ストロングやオスカー・アイザックの悪役ぶりもなかなかのもの。
2時間半という長尺も気にならず、かなり楽しんで見ていたのですが…。

クライマックスの戦闘で★1つ減点。
これではまるで「プライベート・ライアン」の中世版でしょ (+_+)
直前までは『リドリー・スコット復活か!』と思っていただけにガッカリしました。

この記事へのコメント

Jun
2012年01月11日 13:21
注意:原題が間違っています。
この作品は贔屓女優ケイト・ブランシェットが魅力のない平凡な役柄でがっかりしたような記憶が薄っすらと残っていますが、勘違いでしょうか・・・
「グラディエーター」のようなスペクタクル性が無くて、印象に殆ど残らない凡庸な出来だった気が薄っすらと残っています。こちらも記憶違いかもしれませんが。
タラララ
2012年01月11日 18:34
ご指摘ありがとうございます。
先ほど直しておきました。
また、拙い記事なのに古いものまで目を通して頂いてありがとうございます。
本来ですとそれぞれの書き込みに返事を書くべきなのですが、ここでまとめて返信ということにさせて下さい。
現在、仕事が忙しくてブログの更新も数日滞っている状況です。
頂いたコメントには後ほど必ず目を通しますので、ご容赦下さい m(_ _)m