chapter1702:墓地裏の家

画像「ゴッドファーザー」でコルレオーネ家として撮影された邸宅が2億4000万円で売りに出されたというニュースです。

約4800坪って…。
どれくらいの広さなのか自分には感覚が掴めません (+_+)


墓地裏の家(1981)
QUELLA VILLA ACCANTO AL CIMITERO
監督:ルチオ・フルチ
出演:カトリオーナ・マッコール、パオロ・マルコ、アニア・ピエローニ


愛人を殺して自殺した同僚の研究を引き継ぐため、歴史学者のノーマン(マルコ)はニューヨークからニューイングランド地方へ行くことになります。
期間は半年ほど。
当初は自分1人で行く予定でしたが、妻のルーシー(マッコール)と息子のボブ(ジョヴァンニ・フレッツァ)も連れて行くことにします。
ニューイングランドの不動産屋ローラ(ダグマー・ラッサンダー)に案内されたのは、片田舎にある古い屋敷でした。
近くの町まで買い物に出るだけでも時間が掛かるので、ボブのためにベビーシッターとしてアン(ピエローニ)を雇うことにします。
荷ほどきをしていた一家は、地下室へ降りる釘付けされたドアを発見するのですが…。

ルチオ・フルチ監督が「地獄の門」「ビヨンド」に続いてカトリオーナ・マッコール主演で撮ったマカロニ・ホラー。
古い屋敷に移り住んだ一家の惨劇を描く、ある種の“お化け屋敷”ものですが、フルチ監督作なので登場するが幽霊ではなくゾンビになっています。

と書いたものの、これがゾンビで良いのか自分も自信がありません。
19世紀に人体実験をして医学界から追放されたフロイトシュタイン博士が襲ってくるのですが、定期的に人間を食べて生き延びている様子。
一般的なゾンビの設定とは違うような気もしますが、やっぱりゾンビで良いのでしょうかね (・_・?)
“フロイトシュタイン”という博士の名前が“フロイト+フランケンシュタイン”の合成丸出しで、実に分かりやすいのはご愛敬です (^^;;

さて、この映画もフルチ作品の常として、ストーリーは破綻しています。
伏線らしきものをあちこちに蒔いておきながら、ほとんど回収せずに終わってしまいます。
ラストには『えええ…』と驚くようなシュールなオチが待っていますから、きっとフルチ作品を見慣れない人には“トンでも映画”としか思えないでしょう。
でもね、慣れてしまうとこの独特の感覚がクセになるんですよ (^^;;

自分の評価は★★★。
「地獄の門」や「ビヨンド」以上に血の量は多いですし、殺人シーンの特撮も悪くありません。
100年以上も生きている(?)フロイトシュタイン博士から蛆虫がこぼれるグロいシーンは、フルチ監督ならでは。
ストーリーを無視してでも『儂は見せたいシーンを撮るんじゃあ!』というフルチ監督の叫びが聞こえてくる作品です。
フルチ監督の代名詞的な“眼球直撃”シーンが今作にはないのですが、DVDの解説書によると撮影はしたのに特殊効果が失敗でボツになったのだとか。
う~ん、残念です。

○本日のオマケ
ウォルター・リッツァートによるテーマ曲です。

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