chapter509:カプリコン・1

画像ワールドカップのクロアチア戦の視聴率が50%を越えたようですね。
http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/tv/news/20060620spn00m200009000c.html

さて、夜中というか早朝になるブラジル戦はどれくらいの数字になるのでしょうか。

それと、「まだ予選突破の望みはある」という超希望的観測でマスコミが煽るのは、そろそろ止めません?
確かに可能性はありますが、ちょっとサッカーを知っている人なら確立は1%以下(100回対戦して1回勝てるかどうか)だと解っているでしょうに…。
まあ、このあたりも“大人の事情”ってヤツでしょうか (^^;;


カプリコン・1(1977)
CAPRICORN ONE
監督:ピーター・ハイアムズ
出演:エリオット・グールド、ジェームズ・ブローリン、ブレンダ・ヴァッカロ


船長のブルベイカー(ブローリン)以下、ウィリス(サム・ウォーターストン)、ウォーカー(O・J・シンプソン)の3人の宇宙飛行士が乗り込み、発射を待つだけとなった人類初の有人火星探索ロケット“カプリコン1”。
あと数分で発射となった時、緊急事態が発生したという知らせがあり3人の宇宙飛行士はロケットから待避させられます。
飛行士たちはヘリコプターと飛行機を乗り継ぎ、ヒューストンから離れた場所に移されますが、テレビ中継の画面はカプリコン1の発射成功を伝えていたのです。
3人の前に姿を現したNASAのケラウェイ所長(ハル・ホルブルック)は、生命維持装置が欠陥品だったためカプリコン1を無人で発射したことを彼らに告げます。
高額の予算を必要とする宇宙開発に対して議会からの反発があり、発射の延期は即、宇宙開発の中止に繋がります。
政治的なことを考慮したやむを得ない措置だったと所長は説明し、3人に理解を求めるのでした。
3人の飛行士はこれに猛反対をしますが、家族の安全を保証出来ないと所長に脅されてしまいます。
結局、所長が用意したスタジオのセットで、火星に着陸した芝居を打つことになるのですが…。

全世界に中継される火星着陸が狂言だったという奇想天外なポリティカル・サスペンス。
ストーリーだけを聞くと与太話のように思えますが、映画を見ていると『ひょっとするとアメリカなら、これくらいするかも…』という気になってきます (^^;;
この映画を見ると、巷間で囁かれる「アポロは月へ行っていなかった」という説もまんざら嘘ではないように思えてくるほどの説得力がありますね。
あっ、自分は「絶対にアポロは月へ行った」と思っていますので (^^)

ピーター・ハイアムズ監督のドキュメンタリー・タッチの演出が冴え渡った映画です。
前半のサスペンス・タッチから一転する後半のアクションもお見事。
ヘリコプターとセスナ機の空中チェイスは手に汗を握ります。
もちろんCGなどはない時代ですから、全て実写です。
まさに命懸けのスタント・シーンですね。

主役の新聞記者を演じたエリオット・グールドを始め役者も揃って好演。
出番は少ないですが、テリー・サヴァラスも強烈な印象を残します。
ビル・バトラーのカメラ、ジェリー・ゴールドスミスの音楽も素晴らしいです。

自分の評価は★★★★★。
この作品以降、政府などの巨大組織の陰謀という設定の映画が多く作られるようになりました。
「X-ファイル」などの魁とも言える1本ですが、なかなかこれを越えるような作品はありません。
久々に見直してみると、かなり突っ込みどころもありました (^^;;
しかし、それを些細なことに思わせるだけのパワーを持つ作品だと思います。
70年代を代表する傑作の1本でしょう。

この記事へのコメント

HOSHIO
2006年06月20日 22:56
3300円なんですね、これ。画質音質はあまり評判よろしくないようですが。

上映当時は中3か高1。ハル・ホルブルックがいかにもな感じで、「アメリカって凄い(怖い)国!」と思ったものでした。今見たらガッカリしそうな気もするんですけどね。当時からグールドファンだった僕には懐かしい映画ですが。
そうしん
2006年06月20日 23:17
私が愛してやまない映画の一つです。

娯楽作品として面白く仕上がっていますよね。
突っ込みどころは満載ですが、タラララさんもお書きの通り優れた娯楽作品はそんな事が致命的な疵にはなりません。

この作品と「ライトスタッフ」は一応、”宇宙飛行士もの”(という勝手なジャンルを作りました)では年に1回は観る作品です。ちなみに私はビデオでしか持っておりません・・・DVD高すぎます(^^;)
タラララ(管理人)
2006年06月20日 23:44
>HOSHIOさん
このDVD、5.1サラウンド化されていますが、片面1層で画質は良いとは言えませんね。
しかもスクイーズではなくレターボックスなので、画面下の黒帯に字幕が表示されますから、ワイド画面では辛いと思います。

今見ても面白いですよ。
70年代のグールドは、どの作品でも良い味を出してますよね (^^)
「遠すぎた橋」の葉巻を加えた兵隊役も非常に印象に残っています。
タラララ(管理人)
2006年06月20日 23:45
>そうしんさん
グールドを殺すのなら簡単に殺せるはず…とか、突っ込みはいくらでも出来ますが、それ以上に面白い映画です!
鳥とヘリコプターがダブるショットなんかは、今見てもゾクゾクしますね。
「アポロ13」や「スペース・カウボーイ」も“宇宙飛行士もの”ですよね。
トム・ハンクスのテレビ・シリーズ「FROM THE EARTH TO THE MOON」も買ってあるのですが、長いので見てません (^^;;

ちなみにDVDは2500円の期間限定廉価版が去年に発売されていました。
↓調べてみたらアマゾンでは「3点在庫あり」となっています。
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0009J8K6S/qid=1150813698/sr=1-1/ref=sr_1_10_1/250-0075893-1407426
ただ、上記のような仕様なので、あんまりお薦めは出来ませんけど (^^;;
トースケ
2018年02月03日 11:21
ども、こんにちは.
去年WOWOWで録ったカプリコン1をやっと観たのですが、ハイアムズらしい傑作でしたね.
カーアクションありスカイアクションありでサービス満点! CGもない時代に、ミニジェット不時着させたりヘリ2機ぶっ潰したりスゴイことやってますよね.

1つわからなかったのは、最後に発見された飛行士が追悼式に現れるところで終ったんですが、彼より前に発見された2人はどうなったんでしょう?

飛行士の奥さん、ブレンダ・ヴァッカロ、美人だなーと思ってググったらおばあさんになってました(当然だ)でも美人のおばあさんでしたよ.

確かにツッコミどころいっぱいありますが、時代ですし、ハイアムズですからね(笑)
タラララ(管理人)
2018年02月03日 12:51
こちらではお久しぶりです。
去年WOWOWでしてたんですね。
じゃあBlu-rayも…と調べてみたら発売されていたのでポチりました。
細かいストーリーは忘れているので、届いたら確認してみます (^^;;

やっぱりCGのない時代のアクションや特撮は素直にスゲーと思わせられますよね。
最近の映画は「どうせCGでしょ」と思って見るので、あまりのめり込めません。

ブレンダ・ヴァッカロ、懐かしいなあとググったら…。
80歳近いのにまだ現役なのようで嬉しいです。