chapter443:ロボコン

画像競馬で一時代を築いたメジロマックイーンが死亡しました。
http://www.sponichi.co.jp/gamble/news/2006/04/04/04.html

トウカイテイオーとの対決が注目された1992年の春の天皇賞は競馬史上に残るレースとして有名です。
個人的に思い出に残っているのは、その天皇賞から約1年ぶりの復帰レースとなった93年の大阪杯。
2000メートルの中距離戦、マックは1年間のブランクのハンディ、“善戦ホース”のナイスネイチャが勝つなら、このレースしかない…と仁川まで見に行きました。
その自分の前を嘲笑うように圧勝で駆け抜けていったマックの姿は忘れられません。
種牡馬入り後の代表産駒が牝馬のエイダイクインだけというのは少し寂しいです。
安らかに眠って下さい。


ロボコン(2003)
監督:古厩智之
出演:長澤まさみ、小栗旬、伊藤淳史、塚本高史、鈴木一真


試験で赤点を取った高専の学生・葉沢里美(長澤)は1ヶ月間の居残り授業を言い渡されます。
教師の図師(鈴木)に頼み込んで、ロボット部へ入部することを条件に居残り授業を免れることに。
この高専は全国ロボット・コンテスト(通称“ロボコン”)の常連校ですが、彼女が入部したのは“第2ロボット部”でした。
四谷(伊藤)を部長とする第2ロボット部は、第1ロボット部から落ちこぼれた生徒が作った総勢3名の小さな部。
彼女は、その3名のうちの1名がクラブに来なくなり、ロボコン出場の規定である部員3名という条件を満たせなくなったための頭数合わせだったのです。
入部初日にいきなりロボットの操縦を任せられた里美でしたが、大会の地方予選は明後日に迫っていました…。

「スウィングガールズ」「恋は五・七・五!」などの文化部系青春映画の先鞭となった作品です。
主人公の性格、入部する動機、入部直後の状況など、かなりの部分が後続の映画に影響を与えているのが解ります。
いわゆる“スポコン”物の常道のストーリーですが、運動部ではなく文化部にした着眼点は素晴らしいと思います。

古厩監督の映画はこれが初めて見るのですが、基本的にカメラ固定の長回しがお好きなようですね。
ほとんどパンもズームも使われておらず、引いたルーズ・ショットで固定されたシーンが多かったように感じます。
個人的には動き回るカメラが好きなのですが、こういう映画も決して嫌いではありません。
しかし、この映画のテンポの悪さには閉口してしまいました。

長回しで動きが少ない画面だからテンポが悪いというのではありません。
アクション満載で細かいカット割りの映画でもテンポが悪い映画はいくらでもありますし、逆に長回しでテンポの良い映画も多く存在します。
この“テンポ”というのは、音楽で言えば“グルーヴ感”とか“スウィング感”でしょうか。
アップビートの曲でもノリが悪い曲もあれば、スロー・バラードでも自然と体が動き出す曲があるのと同じです。

画面の構成が「とりあえず人物をセンターに入れておけ」という感じで、なぜそういう人物配置にするのかという監督の意図が自分には読み取れないシーンがほとんどでした。
照明やアングルに工夫がされていれば、まだ楽しめるのですが、そういう工夫も少ないので、どのシーンも同じように感じてしまいメリハリがありません。
変わり映えしない平板な画面なので、2時間の映画が物凄く長く感じてしまうのです。
まだ長回しに耐えうる演技をしてくれるとそうでもないのでしょうが、ミドルティーンの女の子にそれを求めるのは酷というものでしょう。

自分の評価は★★の凡作。
“ロボコン”のアナグラムが“コロンボ”になるというギャグだけは笑えましたが、それ以外は「真面目な人が一生懸命考えた」ような感じで、いっこうに笑えません。
何よりも、肝心のロボコン大会のシーンが、「実際のNHKの番組の方が面白い」というところが最大の欠点。
他のシーンはどうあれ、少なくとも大会のシーンだけは「本物よりも面白い」と思わせなければダメだと思います。

この記事へのコメント

HOSHIO
2006年04月05日 00:25
えー、ひとことだけ。
長澤まさみはしゃべらないよーに!(観賞用)
しゅー
2006年04月05日 00:49
こんばんはっ!
>実際のNHKの番組の方が面白い
最近は見なくなりましたが,実際の番組はかなり面白かったです.
結講,人気もありましたよね~♪

☆☆・・・“凡作”と“駄作”と“失敗作”.評価の順序は?
感覚的には,凡作>駄作>失敗作??
50歩100歩と言ってしまえば,それまでですが(^^);
☆・・・は最低ですねっ(^o^)

あと・・・
「ロボコン」の“古厩”監督ってなんと読むのですか(・・?)
“ふるうまや”さん???
タラララ(管理人)
2006年04月05日 15:23
>HOSHIOさん
長澤まさみ、って独特の喋り方をしますね。
人気があるようですが、個人的には好みではないです (^^;;


>しゅーさん
NHKのロボコンはなるべく見るようにしています。
色んな発想があるので面白いですよね。

え~、「凡作」「駄作」「失敗作」の順序は特に考えずに使ってますけど (^^;;
「凡作」=自分には平凡でつまらない作品に思えたけど、他の人が見たら違うかも
「駄作」=こりゃあ、ほとんどの人が面白くないと思うのでは
「失敗作」=やりたいことは解るけど、企画倒れというか、発想倒れというか
という感じでしょうかね。
強いて順序をつけるとすれば、(面白い)失敗作>凡作>駄作(つまらない)の順でしょうか。

“古厩”監督は「ふるまや」と読むようですよ (^^)
しゅー
2006年04月13日 12:38
こんにちは!
長澤まさみ、って「功名が辻」でくノ一“小りん”役の女優さんだったのですね~
タラララ(管理人)
2006年04月13日 17:53
すいません、しゅーさん。
「功名が辻」を見てないのです (@_@)
ちょっと調べてみたら、小りん役で間違いないようですね。

どうも最近の若手が主役の大河ドラマは、あまり食指が動かないのです。
ほぼ、まともに見ていたのは「秀吉」ぐらいまででしょうか。
音楽がモリコーネだった「武蔵」は、かなり楽しみにしていたのですが、初回の「七人の侍」のパクリシーンを見て嫌気がさしました (^^;;