“タラ”と“ララ”に愛をこめて

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zoom RSS chapter2686:オフサイド7

<<   作成日時 : 2017/05/25 22:13  

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画像アガサ・クリスティの「復讐の女神」を読了。
ミス・マープル・シリーズの第11作で、実質的なシリーズ最終作です。

シリーズ2作前の「カリブ海の秘密」で知り合った大富豪が死亡。
マープルは彼の依頼で過去の犯罪事件の調査をすることに。
ところが手掛かりは一切知らされず、マープルは事件自体を探し出すところから始めるのですが…。
という、ミステリー好きには堪らない導入部です。

ただ、晩年のクリスティ作品で目立つようになった“ご都合主義”がこの作品でも。
元々ミステリーなんて“ご都合主義”の塊のような小説ではあるのですが、個人的に『ああ、なるほど』と許せるものと『それはないやろ…』と思ってしまうものがあります。
本書は後者。
犯人とトリックも途中で察しがついたこともあって楽しめない一冊でした。
評価:★★


画像オフサイド7(1979)
Escape to Athena
監督:ジョルジ・パン・コスマトス
出演:ロジャー・ムーア、テリー・サヴァラス、デヴィッド・ニーヴン


ロジャー・ムーアの訃報に接し、昨夜ブルーレイで鑑賞したイギリス映画です。

第二次大戦末期の1944年、ドイツ軍占領下のギリシャの孤島が舞台。
ここでは連合軍捕虜を使って遺跡の発掘が行われており、出土品はベルリンへと送られています。
しかし、ムーア演じる収容所の所長は食わせ者。
本当に価値がある品はベルリンへ送らずに私腹を肥やしていたのです。
やがて捕虜たちは地元ギリシャのレジスタンスと共同してドイツ軍への反攻を計画するのですが…。

ロジャー・ムーア以下、テリー・サヴァラス、デヴィッド・ニーヴン、ステファニー・パワーズ、エリオット・グールド、リチャード・ラウンドトゥリー、ソニー・ボノの7人がチームを組むという設定。
邦題の“オフサイド”の意味は不明ですが、“7”という数字はここから取られているようです。
他にもクラウディア・カルディナーレが重要な役で出演していますし、ウィリアム・ホールデンがワンシーンだけカメオ出演していたりで、オールスター・キャストと言ってよい映画でしょう。
ちなみにソニー・ボノは60〜70年代に人気があった夫婦デュオ、ソニー&シェールのソニーです。

初めて見る映画ですが日本語吹替版で見てみました。
ムーア=広川太一郎、サヴァラス=森山周一郎、ニーヴン=中村正、パワーズ=武藤礼子、カルディナーレ=宗形智子、グールド=羽佐間道夫、ラウンドトゥリー=屋良有作、ボノ=青野武という、こちらもオールスター・キャスト。
さらにSS将校役で若本規夫も出てきます (^^;;

内容はよくある史実無視の戦争アクションですが、かなりコミカルな作品です。
空撮を効果的に使ったオープニングとそれに続くワンカットの長回しシーンはなかなかの出来。
中盤の見せ場となっている、ギリシャらしい狭い路地裏でのバイク・チェイスもカメラ・アングルが凝っていて楽しめます。
キューブリックの「博士の異常な愛情」やヒッチコックの「フレンジー」なども撮ったギルバート・テイラーのカメラ・ワークが全体的に際立っていました。
パロディ的にアメリカのスタンダード曲を使用したラロ・シフリンの音楽も悪くありません。

が、自分の評価は★★の凡作。
ギャグのネタが古臭いのは許せますが、ナチスによるギリシャ人虐殺シーンがあったりで焦点が定まらなくなったのは残念。
笑わせたいのか、戦争の悲惨さを出したいのか、アクションでスカッとさせたいのか…。
『三兎を追って、一兎をも得ず』という感想です。
ボンド役として有名になったロジャー・ムーアですが、作品には恵まれなかった俳優だと改めて思いました。

これは映画の評価とは関係ありませんが…。
このブルーレイも「レイズ・ザ・タイタニック」ほど酷くありませんが、同様にパンした時などカメラが横に移動するとピンぼけ画面になるので、ご注意を。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
クレジットだけだと見てみたくなりますけどねww
最近バラエティーでかつての大御所声優のお歴々がナレーションやってるので「この人いくつや?」と思うことがしばしば。池田晶子さんとか、正直お顔は見たくない・・・

そういえば今週BSで放送された「カサンドラ・クロス」が偶々録画されていたので見始めたのですが、最初の(今で言う)ドローンショットにびっくり。これホンモノのヘリでやるってすごくね?と思いました。

そしてリチャード・ハリスの声はやはり日下武史で再生されました。スペインで亡くなったんですね。
HOSHIO
2017/05/26 19:53
「カサンドラ・クロス」のオープニングってどんなだっけ?
と思ってツベで見てきました (^^;;
「オフサイド7」のオープニングもこんな感じです。
きっとコスマトス監督の趣味なんでしょうね。

池田さんはちょっと前に雑誌かネットで写真を見たような気が…。
品の良いお婆ちゃんでした。
ベテランはアフレコよりラクなのでナレーションの仕事を多く入れるんだとか。
誰だか忘れましたが大御所の声優さんが言ってました (^^;;
タラララ
2017/05/26 22:16

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