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zoom RSS chapter1705:ナバロンの要塞

<<   作成日時 : 2010/12/12 17:36   >>

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画像土曜映画劇場、1972年10〜12月分の放映リスト。
〈 〉内は放送時のタイトルです。

10月7日「ナバロンの要塞・前編」(1961)
 監督:J・リー・トンプソン、出演:グレゴリー・ペック
10月14日「ナバロンの要塞・後編」(1961)
 監督:J・リー・トンプソン、出演:グレゴリー・ペック
10月21日「悪魔のくちづけ」(1967)
 監督:カーティス・ハリントン、出演:シモーヌ・シニョレ
10月28日「間違えられた男」(1956)
 監督:アルフレッド・ヒッチコック、出演:ヘンリー・フォンダ
11月4日「最後の海底巨獣〈SF最後の海底恐竜〉」(1960)
 監督:アーヴィン・ショーテス・イヤワースJr.、出演:ウォード・ラムゼイ
11月11日「特攻戦闘機中隊」(1948)
 監督:ラオール・ウォルシュ、出演:エドモンド・オブライエン
11月18日「二人の殺し屋」(1964)
 監督:ラウール・J・レヴィ、出演:ヘンリー・シルヴァ
11月25日「皆殺し砦」(1958)
 監督:ジョセフ・M・ニューマン、出演:ジョエル・マクリー
12月2日「地球全滅」(1959)
 監督:ロナルド・マクドゥガル、出演:ハリー・ベラフォンテ
12月9日「追いつめて殺せ!〈電撃マフィア大追跡〉」(1968)
 監督:ブライアン・G・ハットン、出演:デヴィッド・マッカラム
12月16日「白い爆発」(1970)
 監督:スタニスラフ・ゴヴォルーヒン、出演:リュドミラ・グルチェンコ
12月23日「オーシャンと十一人の仲間」(1960)
 監督:ルイス・マイルストン、出演:フランク・シナトラ
12月30日「恋のKOパンチ」(1962)
 監督:フィル・カールソン、出演:エルヴィス・プレスリー

DVD化されているのは「ナバロンの要塞」「間違えられた男」「最後の海底巨獣」「オーシャンと十一人の仲間」の4本です。


ナバロンの要塞(1961)
THE GUNS OF NAVARONE
監督:J・リー・トンプソン
出演:グレゴリー・ペック、デヴィッド・ニーヴン、アンソニー・クイン


第二次大戦中の1943年、エーゲ海のケロス島で孤立した2000人のイギリス軍兵士は救援を待っていました。
しかし、ナバロン島にはドイツ軍が設置した2門の大砲があり、イギリス軍の艦船がケロス島に近づけません。
そこでジェンセン准将(ジェームズ・ロバートソン・ジャスティス)は大砲を爆破するべく、フランクリン少佐(アンソニー・クエイル)に特殊部隊を編成させます。
ナバロン島へは100メートル以上もある断崖からしか侵入できないため、まず世界的な登山家のマロリー大尉(ペック)が呼び寄せられます。
他に集められたメンバーは、爆破の専門家ミラー伍長(ニーヴン)、ギリシャ軍のスタブロス大佐(クイン)、ナイフ使いの名人ブラウン(スタンリー・ベイカー)、ナバロン島出身のパパディモス(ジェームズ・ダーレン)でした。
6人は漁船でナバロン島を目指しますが、途中で嵐に遭遇。
暴風雨の中、何とか断崖を登り切ったもののフランクリン少佐が負傷して動けなくなるのですが…。

アリステア・マクリーンの同名小説の映画化です。
その後、マクリーンの小説は次々と映画化されるようになりますが、「ナバロンの要塞」があったからでしょう。
もし、この映画の成功がなければ、ここまで彼の小説が映画化されたかは分からないように思います。
ちなみに続編の「ナバロンの嵐」も映画化されていますが、こちらの出来はイマイチでした。

映画の舞台は第二次大戦中ですが、戦争映画というよりも典型的な冒険活劇のストーリーです。
一難去ってまた一難、主人公たちは次々とピンチに陥りますが、機転とチームワークで乗り切ります。
主人公のマロリー大尉はどんな状況下でも冷静に対処しますが、それは時に冷酷な決断になってしまいます。
このマロリー大尉をグレゴリー・ペックが魅力たっぷりに好演しています。

チームの他のメンバーも一癖も二癖もある人物ばかり。
スタブロス大佐は過去にマロリー大尉の判断ミスで妻子を死なせてしまったという因縁があります。
ミラー伍長は人道主義者で戦争には傍観者的な立場を取っているため士官になりたがらないユニークな人物ですが、任務遂行を最優先させるマロリー大尉の行動には反感を持っている様子。
ブラウンは“バルセロナのブッチャー”と異名をとるほどのナイフの達人ですが、人を殺すことに躊躇いがあるようで、いざという時に不安です。
負傷してしまったフランクリン少佐は“お荷物”でしかありません。
このように敵だけでなく、同じチーム内にも緊張感を生み出している設定は上手いですね。
さらにマクリーンお得意の“裏切り”が絡んできて、見事なサスペンスを演出しています。

少女が花を渡しに来たと同時に主人公たちが捕まるシーン(テレビ放映時はこのシーンで前編が終わったはず)は名シーンだと思いますし、裏切り者が発覚するまでは本当に面白いのですが、個人的にクライマックスが残念。
それまでの緊張感あるスピーディな演出が、大詰めの大砲爆破シーンで急に歯切れが悪くなったように感じるのです。
また、メンバーの何人かが死んでしまうのですが、これも取って付けたようで無理に殺したとしか思えません。

とは言え、自分の評価は★★★★のお薦め。
娯楽活劇としては一級品だと思いますし、J・リー・トンプソン監督の代表作の1本でしょう。
何度か見ている映画ですが、今回見直して初めてリチャード・ハリスの出演シーンが分かりました。
ちゃんとセリフもあるし、こんなに分かりやすいシーンに出ているのに、なぜ今まで気づかなかったんだろう…orz

○本日のオマケ
ディミトリ・ティオムキンによるテーマ曲
ミッチ・ミラー楽団のボーカル・バージョンも有名ですが、個人的にはインストの方が好きです。

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