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zoom RSS chapter133:スミス都へ行く

<<   作成日時 : 2005/04/16 21:20   >>

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映画化や舞台化も決まった評判の「電車男」。
昨日、書店で少しだけ立ち読みしてみました。

数ページ読んでみたのですが、個人的にこの本はダメです。
2チャンネル用語は、ほとんど気にならないのですが、横書きの日本語を読むという行為に自分の脳が対応出来ないことが解りました (^^;;
学術書、実用書の類ならば横書きでも問題ないのですが、小説などの娯楽書で横書きはどうしても馴染めません。
数ページ読んだところで、先を知りたいという興味よりも違和感の方が勝ってしまったので諦めました。

ところで、この本の著作権って、どうなっているんでしょうね。
映画化や舞台化の権利は誰が保有しているのでしょう。
本の内容よりも、そちらが気になります (^^;;


スミス都へ行く(1939)
MR. SMITH GOES TO WASHINGTON
監督:フランク・キャプラ
出演:ジェームズ・スチュワート、ジーン・アーサー、クロード・レインズ


ある州の上院議員が死亡し、その後任の人選が難航します。
同じ州のもう1人の上院議員ペイン(レインズ)の後援者である大物資本家は、ダム建設で土地を買い占め私腹を肥やそうとしていました。
この計画が発覚するのを恐れた彼らは、地元少年団のリーダーのスミス(スチュワート)を担ぎ出します。
政治に素人であれば、自分達の言いなりでコントロールしやすいと考えたからです。
そんな思惑を知らないスミスは、唐突に議員に指名されたことに戸惑いながらも、熱意を胸に首都ワシントンへと向かうのですが…。

何度も見ている映画ですが、今回あらためて感じたのがストーリー云々を抜きにして演出が素晴らしいことです。
例えば、スミスが上京後にペイン議員の娘と初めて会うシーン。
尊敬する議員の美貌の娘を紹介され、スミスは完全に舞い上がってしまいます。
キャプラは、その心情を彼が帽子を何度も持ち替えて床に落とすことで表現しているのです。
その間、スミスの表情は一切画面に出てきませんが、彼のドギマギした様子が手に取るように解る素晴らしいシーンです。

主人公を演じたジミー・スチュワートの熱演はもちろん、脇役たちもそれぞれが好演。
特に有名な演説シーンで、議長を演じた西部劇の名脇役ハリー・ケリーは忘れられません。
「オペラハット」の打算的な新聞記者、「我が家の楽園」の純真な娘、「シェーン」の人妻、と印象的な役が多いジーン・アーサーですが、個人的にはこの映画の秘書役が一番好きです。

理想の“お伽話”を生涯、撮り続けたフランク・キャプラ監督の作品。
彼のその姿勢は第二次大戦を経験しても一貫して変わりませんでした。
この映画も民主主義の理想を訴えた“お伽話”です。
もちろん現実には起こりえないストーリーですし、“子供だまし”と言われれば否定は出来ません。
しかし、キャプラ作品を見てバカバカしいと笑うよりは、笑われる側を自分は喜んで選びます。

作られてから60年以上も経つ現在でも多くの人に愛されている名作。
自分の評価も★★★★★の満点です。
「素晴らしき哉、人生!」と並んで大好きなキャプラ映画です。

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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
電車男の成功以来、掲示板やブログを運営している各サイトは「ここに書かれていることを出版しても文句言うなよ」という利用規約を作っています。電車男の場合は、電車男が著作権料の一部を手にして、(映画化権や漫画化権も)、相当額を中越地震の義援金として寄付したと記憶しています。

フランク・キャプラはハリウッドでは「苦労人」だったらしいですね。映画の演出が上手い人が、必ずしも自分の演出が上手くないという例は、古今東西たくさんありますね。「映画会社」が力を持っているお国柄では、致し方ないことなのかも知れません。ずいぶん前に予告した、森プロデューサーの話は近々まとめてみましょう。
HOSHIO
2005/04/17 01:53
なるほど、そういう仕組みになっているんですか。
それにしても、電車男君が義援金を寄付したというのは良い話ですね。

キャプラの私生活に関しては、あまり知らないのですが、ハリウッドでも厚遇されていなかったようですね。
すぐに潰れましたが、自分たちでプロダクションも作ったりしましたし…。
“良い子ぶっている”ように思われて、当時からキャプラを良く思わない人もいたようです。

>ずいぶん前に予告した、森プロデューサーの話は近々まとめてみましょう。
HOSHIOさんのブログ、楽しみにしてます (^^)
タラララ(管理人)
2005/04/17 15:35

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